kazu(@kazkazstyle)です。
期限に余裕があり、時間もタップリとある。
もし、そんなタスクがあったら、みなさんはどうしていますか?
今すぐにでも取り組みますか。それとも、まだ大丈夫だから、そのままにしておきますか。
■未来の自分に、何の根拠も無く期待することを減らしていく
期限に余裕があったり、時間もタップリとあったりすると、まだ大丈夫、安心だという気持ちがあったりしませんか。
私も、そういうことがありました。
期限が来週だから、今すぐにやらなくてもいいや。他にも、やるべきことがあるから。
この時点では、たしかに今すぐにやらなくても困ることはありません。
でも、期限に余裕があろうが、時間がタップリとあろうが、そのまま放置しておけば、確実に期限と時間に追われることになります。
しかし、まだ先は長いから、なんとかなるさ~。
未来のことになると、自分のことを甘やかしてしまっていませんか。
私も、未来の自分に対しては、何とかなると思っていることがあります。根拠のない期待を、未来の自分に対してしているのでしょう。
しかし、根拠のない期待を、見事なまでに木っ端微塵に砕いてくれたのが、行動記録を残すことでした。
行動記録を残すようになると、過去でも未来でもなく、現在に焦点が集まることになります。
たとえば、夜8時から8時半まで読書をしていたとすると、行動記録として「読書をした」という記録を残します。
このときは、未来の自分に期待をすることはなく、ずっと前の過去の自分に戻ることはありません。
ただ、読書をしていたんだということを、行動記録として残しているだけです。
最初のころは、行動記録を残しているだけという感覚でしたが、継続しているうちに、過去の自分というものは、自分の中の「記憶」であり、未来の自分というものは、自分の中の「想像」ではないのかと思うようになりました。
そして、行動記録を残しておけば、過去の記憶は、「記録」として残り、未来の想像は、「記録から作り出される想像」へと変化することに気づきました。
未来の自分に、何の根拠も無く期待することが減ってきたのです。
そのことに気づいてからは、期限に余裕があったり、時間がタップリとあったとしても、そのようなタスクは、少しずつでも処理していくようになりました。
たとえば、期限が2週間後のタスクでも、今日から少しずつ始めていきます。必要なものをリストアップしたり、分からないところがあったら、それを書き出して、誰に聞けばいいのかを考えたり、短い時間でも取り組むようにしていくのです。
期限や時間に余裕があれば、そこに隙や油断が生まれることを前提として、タスクに取り組んでみてはいかがでしょうか。
■「今日の教訓」
期限に余裕があり、時間も余裕がある。そんなタスクこそ、早めに少しずつ進めたほうがいい。気がついたときには、もう手遅れにならないようにするためにね。
credit: Sabrina Campagna via FindCC