力を出し切ることについて

人間関係
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kazu(@kazkazstyle)です。

死に物狂いでやれ。

今の若い世代の人たちに言っても、通用しませんよね。
 

■異国の人で、異文化に住んでいるように見えているのかもしれない

 
一生懸命にやれ。頑張れ。最後まで、諦めるな。

私が子供の頃は(今から20年以上も前のことです)、この言葉を大人たちは普通に使っていたと思います。私も、それが当たり前だと育ちました。

だからこそ、自分なりに精一杯やってきたつもりです。

でもそれが、おかしい、もしかしたら間違っているかもしれないと思ったのは、外国人の話を聞いたときでした。

彼らに言わせると、

なぜそこまでやるの?
それは、自分のためになるのか?
自分が、犠牲になっていないか?
それで、人生が楽しいの?

テレビを観ていたとき、そんな会話が聞こえてきたからです。

当時は、インターネットやSNSなんて無い時代の話です。

情報は、テレビから入ってくることが多かったです。

これまでの自分の価値観が変わり始めた瞬間でした。

一生懸命にやろう。諦めずに頑張ろう。

そういう価値観だったのが、おいおい、もしかして違うんじゃないの?と、疑い始めて、自分がやってきたことをふり返るきっかけにもなりました。

私が、まだ10代だったころですね。
 
 
 
 
たしかに、日本人よりも労働時間も短いし、休みが多くても、楽しそうな生活をしている外国の人たちを見ていると、無理して頑張らない世界があるんだなと思いました。

だからといって、外国の人たちが遊んでいるわけでもなく、仕事は仕事としてやっていて、家族と過ごす時間を大事にしていることが伝わってきました。

そうか、一生懸命にやるといっても、その力の配分の仕方がきっと違うんだな。

まだ、10代だった私には大きなショックを受けました。

仕事のような、やるべきことを、確実にやっていくだけではなく、家族と過ごすという、自分にとってやりたい時間にも、力を入れている。

一生懸命にやるといっても、力の出し方に違いがあると気づくことができました。

もちろん、一生懸命にやること、最後まで諦めずに頑張ることを否定するつもりはありません。

でも、時間の使い方は、それだけではないということです。

外国の人たちのような異国の、異文化に触れることで、その違いを感じることができました。

今の若い世代の人たちに、死に物狂いになってやれと言っても伝わらないのは、私たち大人たちが異国の人で、異文化に住んでいるように見えるからではないでしょうか。

当然そこには、世代間の違いが存在します。

お互いに、その違いを認め合うことができれば、結果的に力を出し切れる状態になるのではないでしょうか。
 

■「今日の教訓」

 
力を出し切る。これは、全力でやる、死ぬ気でやるというよりも、やるべきことを、確実にやっていくことで、結果的に力を出し切れているような状態にしていこう。
 
 
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