kazu(@kazkazstyle)です。
苦労したことは、良く覚えているんですけど、簡単に覚えたものほど、忘れるのが早い気がします。
■記憶に残っていることを、話していこう
記憶って、不思議ですね。
簡単に覚えたものは、忘れるのも早く、苦労して覚えたものほど、記憶が定着していますよね。
医学的なことはわかりませんが、記憶のメカニズムから、苦労して覚えたものほど、記憶に残りやすいことを説明できるのかもしれません。
苦労して覚えたものは、できるようになるまで、何度も繰り返してきたから、記憶に定着したと考えることができます。
それだけ、苦労したことから多くのことを経験し、学んだといえると思います。
だから、お年寄りの人たちの声に耳を傾けることは大事なことなんですね。
人生を長く生きてきた分だけ、苦労した経験も豊富だと思うし、それをどう乗り越えてきたのか、言葉にして説明することができるからです。
私が幼い頃、祖父母たちから戦争のことについて話を聴いたことがありました。
・毎日のように、空襲があったこと
・食べるものが無くて、困ったこと
・息子が生まれ(私の父です)、必死に守り抜いたこと
・戦争をして、良いことはなにもない。だから、戦争は絶対にしてはいけない
など、経験した人にしか語ることができない内容を、幼い私にも理解できるように、時間をかけて、ゆっくりと話してくれました。
「戦争があって、10代から20代は楽しいことはなかったけど、息子も無事に成長し、孫のお前がいる(私です)から、今はとっても幸せだよ」。
この話を聞けて、私は良かったと思っています。
戦争のように、辛くて、苦労をした話をしたくはない人もいるなかで、祖父母たちが重い口を開いてくれたからです。
当時の様子を、祖父母が記憶していたからこそできた話です。
その記憶にあることを、話すかどうかは、祖父母たちが決めることですから、直接話を聴けることができたことは、貴重な体験でした。
苦労したこと、大変だったことを、次の世代に話すことは、誰かの役に立つと思うし、受け継がれていくんだと思いました。
あなたは、辛くて、苦労したことを、他の人たちに話すことができますか。
■「今日の教訓」
苦労したことは覚えているけど、簡単にできたことは忘れている。それだけ苦労したことから多くのことを経験し、学んでいたといえる。だから、苦労はしたけど、それをどう乗り越えてきたのかを話すことは、誰かの役にたつんだよ。
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