kazu(@kazkazstyle)です。
やる前から、これは無理、できない。
そう思ってしまうと、本当にできないものですよね。
では、その逆だったらどうでしょうか。
■自分が考えていることの「逆の前提もある」ことに気づいているか
今、見えていること。聞こえていること。考えていること。
これらは、自分がやっていることではあるのですが、もう少し詳しく書けば、脳が判断して命令したものを受け取っているということですよね。
一般の人だったら、脳が判断をして命令を出しているなんて意識している人は少ないと思います。
いつもネガティブなことばかりを考えてしまう人は、そういう性格だからとか、子供の頃に受けたトラウマが原因だからとか、そう答えてしまうからです。
つまり、「性格や、環境がそうさせてしまったんだ」というわけです。
たしかに、性格や、環境の影響も否定できませんが、一つ忘れていることがあります。
それは、脳が判断して命令を出していることです。
やる前から、これは無理だ、できない。
そう思ってしまうのが、性格や環境のせいというよりも、脳が判断し、命令を出しているとするなら、そういう前提にしてしまっていることになります。
過去の経験から、無理だ、できないという判断を下している可能性が高いですが、過去の経験で、すべてが決まるわけでもなく、これも脳が勝手にそう判断しているだけですよね。
まだやる前なのに、実際にやって、結果がでたあとのことを決めてしまっているんです。
戦う前から、すでに負けを認めてしまっているようなものです。
もちろん、「これをやったら、こうなってしまう」という結果を想像する能力も必要です。
いろいろなことを経験するなかで、うまくいったこと、失敗したことなどを、経験というデータを集めて総合的な判断ができなければ、人間は生き残ることができなかったでしょう。
しかし、原始時代とは違い、現代では安全が保障されているわけですから、「これをやったら、こうなってしまう」という判断だけでは、新しいことを始めることが難しいと思います。
逆に、「これをやると、どうなるのかわからなけど、何だか楽しそう」と思えることに挑戦することもできるわけです。
簡単にいえば、前提の違いですね。
「これは、無理。できない」
「これなら大丈夫、できそうだ」
最初の前提の違いで、取り掛かろうとする状態に影響が出てしまいます。
どちらが良くて、どちらが悪いというわけではなく、自分が考えていることの「逆の前提もある」ことに気づければいいのです。
「これは、無理。できない」となると、脳は大きな壁を作り、行くてを塞ぐでしょうし、「これなら大丈夫、できそうだ」となれば、何かできそうなことを、脳は探し始めますからね。
そして、どの前提を選ぶのかは、自分で決めることができるし、決めないこともできるのです。自分が決めなくても、脳が決めてしまいますけど。
前提の違いは、とても大事なことです。まず、今の自分の前提に気づくことができるかが、勝負の分かれ目になります。
■「今日の教訓」
これなら大丈夫、できそうだ。このような前提で考えることができるものは達成する確率が高いと思う。逆に、難しそうだと思ってしまうと、目には見えない壁ができてしまう。最初の前提の違いで、取り掛かろうとする状態に大きな影響が出てしまうよ。
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